貴殿のふとした疑問に答えるブログ

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超大型機エアバスA380の評判ってどうなの?

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皆さんはエアバスA380というのをご存知でしょうか。この飛行機はエアバス社が開発した世界初の総二階建ての大型ジェット旅客機の事です。この機体が披露されるまではボーイング社のB747(通称ジャンボジェット)が一番大きな旅客機でした。現在A380よりも全長が長い機体はありますが、総二階建てはこのA380だけですので、ほかの機体との見た目は全然違っています。私もA380を成田空港で初めて見たときは、そのずんぐりむっくりしたフォルムと迫力に驚いたのを今でも憶えています。

 

その大きさゆえに、客室も各航空会社によって仕様を変えることができます。もしすべての座席がエコノミーなら約800席確保できます。ビジネスとエコノミーの2クラスだけでも約600席確保できますからいかに大きな機体であることが分かります。一度に多くの人を運べるというのは大きなメリットですね。キャビンの空間も広いので圧迫感はほとんど感じませんし、新しい機体ですので内装もきれいです。

 

しかしこの大きさがデメリットにもなってしまいます。機体が大きすぎるが故に小さい空港では発着が不可能ですし、A380専用の大きな格納庫やボーディングブリッジも必要になるため就航路線も限られてしまいます。また採算に合うドル箱路線はそうそうありませんので、一つの航空会社でたくさんのA380を持つことは難しいでしょう。そうなると機体が故障した場合に代替機が無いということが起きてしまうのです。


ですから現在のトレンドは小型高頻度運行となっています。一日に一回大型機を飛ばすよりも、一日に数回中型機や小型機を飛ばす方が乗客にとっても利便性が向上しますし、好まれます。仮にA380が空気輸送状態になってしまいますと大損になってしまいますし、低燃費エンジンになったとはいえ4つのエンジンですから燃料費も馬鹿になりません。時代が大型機から中小型機に変わっているのです。

 

しかし、私個人としてはA380の存在感やキャビンの広さやなどとても気に入っています。大きな空港でしか見れないレア感もあります。まだまだ飛んでほしい機体です。これからANAが3機保有して、成田ーホノルル線を飛ぶことになっています(2019年2月現在)。ANAはドル箱路線なので採算が見合うと判断したのでしょうが、今後の推移を見てゆきたいと思います。

 

日本の航空会社で初のA380です。私も成田ーホノルル線に乗ってみたいと思いますし、可能な限り長く飛ばしてほしいとも思います。皆さんも機会があったらぜひホノルルまで乗ってみてください。

 

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